それまで蓄积していたモノを一気に爆発させる瞬间。【UTADA UNITED 2006】初日、开幕。
ステージ上の巨大なスクリーンに浮かび上がった宇多田ヒカルの姿を见てどよめくオーディエンス。次の瞬间、白く光るステージの中央にゆっくりとリアルな宇多田ヒカルが姿を现し、彼女は青い光を天から浴びながら『Passion』を静かに歌い始める。食い入るように仆らはその彼女の姿を真剣なまなざしで见つめる。程よい紧张感と高扬感。全身を鸟肌が袭う。感动と兴奋が入り混じった拍手と歓声を受けながら彼女は、全身を揺らし、少し兴奋気味に『This Is Love』を立て続けに披露。ステージ上を右へ左へと阔步しながら歌う彼女の背后には、豪华ミュージシャンで编成されたバンド、そして纪里谷和明が演出を手挂けた最新テクノロジーと心に染み渡るノスタルジーを共存させた映像。目で、耳で、心で楽しめるライブの究极系を仆らに体感させてくれる。続いては、宇多田ヒカルの「出発进行!」という元気な挂け声と共に『traveling』へ。彼女はもちろん、会场中の人々が一丸となってその体を楽しそうに揺らし始める。踊る体、跃る心、自然とあちらこちらに笑颜が溢れ出す。この良いテンションをキープしたままで曲は『Movin' on without you』へ!まるでクライマックスのような谁もが知るヒットチューン&ゴキゲンチューンの畳み挂け。否が応でも舞い上がるテンション。この上なく嬉しそうなオーディエンスの表情。
突然、会场中に响き渡る激しい呼吸音。その呼吸の上に乗って闻こえてきた切ない歌声。ステージと彼女の頬を染め上げる桜色。『SAKURAドロップス』热唱。そしてピアノの音色と共に响き渡る『FINAL DISTANCE』。今后は极上のバラードナンバーの畳み挂け。宇多田ヒカルの真骨顶。涙を诱う声の震え、感情の动き、人の心にしっかりと刻まれる想い。
「こんばんは。やっとこのツアーが始まりました。6年振り、すごい长いブランクが空いたけど、みんな待っててくれてありがと〜うっ!」と叫ぶと、「思い入れの深い曲をやりたい」と宇多田ヒカルは言う。次の瞬间、イントロが闻こえただけで歓喜の声を上げるオーディエンス。彼女は『First Love』をじっくりと、ありったけの想いを込めて歌い始めた。彼女はこの曲で、これまでで一番の感动をこの会场に生み出すと、ステージから姿を消した。
水の流れる音と映像。地に突き刺さる雷の音と映像。自然が持つ美しさと力がこれでもかというぐらい仆らの视覚と聴覚を圧倒する。気付けばステージの左右にバイオリンを弾く巨大な悪魔の影。Utadaもその身を暗黒に染め上げ、激しい狂騒の中で『DEVIL INSIDE』を歌い叫ぶ。オープニング〜『First Love』までの流れの中で多くの感动、そして共感を与えた宇多田ヒカルだが、ここからは一転、会场中の人々を圧倒する独创的なアートをその身のすべてとステージすべてを使って提供。宇多田ヒカルではなく“Utada”の世界へと皆を诱う。続く『KREMLIN DUSK』などは正にそれの真骨顶で、いくつもの音の重なりの中でその魂を燃やしながら歌い叫び続けるといった、触れば火伤しそうなほどの世界を创造。続く『YOU MAKE ME WANT TO BE A MAN』でもUtadaのそのスタイルは変わることなく、そこに生まれる発想とエネルギーの限りを尽くしてみせた。それは、仆らがまだ知らなかった表现に、芸术に、音楽に魂、命を燃やす戦士の姿。
そんな凄まじいライブパフォーマンスを経て、再び仆らの前に姿を现した彼女は、真红の衣装に身を包み、チェロの音色だけを頼りに『Be My Last』を歌うといった、これまた高い芸术性を匂わすパフォーマンスを披露。爱の沈黙と叫び。その衣装の色のように彼女は沸々と涌き上がる爱の炎を魅せた。続いては、ピアノの音色をその世界に加え、戦争や灾害に苦しむ人々の生々しい映像を背景に『谁かの愿いが叶うころ』を、これまた生半可ではない覚悟と责任を感じさせる强い歌声で彼女は聴かせた。そして彼女はその空気を残したままで、『COLORS』を静かに歌い始めた。この曲に込められたメッセージに深みが増し、仆らはその音楽を目の前にしてただただ心をさらけ出す。
「これからもっともっと热くしていこうと思うんで、よろしくぅ!」と叫ぶと、まずは情感たっぷりに「近づきたいよ〜」と歌い始め、感动の涡を呼び起こし、皆の手拍子を受けながら『Can You Keep A Secret?』を完全にノリ切った歌声で軽快に披露する宇多田ヒカル。そのまま彼女はヒットシングル曲を惜しまず连発。『Addicted To You』『Wait&See 〜リスク〜』をこれまた惜しまずエネルギーを放出しながら热唱!「(エネルギーを)全部出し切らないと今日は帰さないぞぉ!」という宇多田からの煽りを受けて、テンションの上がるオーディエンス。その腕を大きく広げて、彼女と共にライブを感动的な大団円に向けて走らせていく。
「楽しい时间は过ぎるのが早いっていうけど、本当だね。明日の朝、起きれなくなってもいいってぐらい、今日が最终日だっていいってぐらいの気持ちでいるから!」と、すべてを出し尽くして今日のライブを终えることを约束し、彼女はこのクライマックスシーンで『Letters』を披露。更に踊る体、跃る心、溢れる笑颜。みんな大いに歌い、大いに盛り上がる。そしてこのタイミングで曲は『Keep Tryin'』!しかも先の本人の言叶通り、完全燃烧するつもりで、全力でこの瞬间を楽しんで歌われるこの曲は、どこまでも仆らの心を晴れやかなモノにし、胸を弾ませた。
スクリーンに映し出される自分たちの姿に大喜びしながら、宇多田ヒカルが再びステージに现れるのを待つオーディエンス。そして、「呼んでくれてありがとう!まだまだ帰りたくないよね!」と叫びながら姿を现した宇多田は、彼女の人生を急激に突き动かしたあの始まりの曲『Automatic』を歌い始めた。もちろんオーディエンス一同、笑颜で大盛り上がり。决してアッパーな曲じゃないのにこれが名曲の力ってやつだろうか、谁もが彼女の歌声にあわせてその腕を振り上げ、共に口ずさみ、至福の时を得ている。思わず歌いながら笑みを浮かべる宇多田。その后、この时间が梦じゃないかをファンのみんなに确认すると、感极まって彼女は涙を目に浮かべた。そして彼女はそれが頬に零れるのを悬命に堪えて、バンドのメンバー绍介に入る。
オーラス。「私の名前と同じタイトルの曲」と言って『光』を宇多田は歌い始めた。「どんな时だって 侧にいるから」と、その胸にある想いのすべてを使って全力で歌う彼女の头上には、鲜やかな纸吹雪が舞い落ち、その歌声と光景に仆らは今夜一番の感动を覚え、この世界は、そして仆らの心は、この曲のタイトル通り、とてもとても眩く光り辉いた。「ありがとうヒッキー!」「また来てね!」「最高!」と、思い思いにハイテンションで声を飞ばすオーディエンス。そんなみんなに宇多田はバンドのメンバーと手を繋いで深く头を下げる。そして「本当に今日はありがとうございましたぁ!気持ち伝わったかなぁ?」、もちろん伝わったと大声で返す仆ら。すると彼女は嬉しさの余り「もう一回闻かせて!気持ちは伝わったかな!?」と、更に大きな声で闻く。负けずに大きな声で返すみんな。「すげぇ、みんな声でけぇ(笑)!帰りたくないなぁ〜・・・(でも)おやすみ!」、そう彼女は満面の笑みで叫び、この上ない充実感に満ちた样子でステージを后にするのだった。
◇宇多田ヒカル『ULTRA BLUE』仕样トートバックを合计3名样にプレゼント!!
応募方法は、info@hotexpress.co.jp 宛のメールに件名「宇多田ヒカルプレゼント系」と记入、本文に名前、年齢、住所、电话番号、好きなアーティスト名(复数可)を记入してお送りください。 |